勝手に佐渡百選 惜しくも落選
惜しくも選考から漏れた佐渡の魅力たちを紹介します。

表中の
★: 残念度(★3つは次点)
本家: 「本家」佐渡百選で選出されていたが、今回落選となったもの




芸能・芸術
八幡の桐たんす佐和田★★本家
桐タンスの主産地である佐和田地区・八幡は、江戸の初め頃から桐木細工が盛んだった。八幡の桐タンスの技法は、安永年間に越後出雲崎の仏具師が来島し、小木地区でその技法を伝え、後に八幡にも伝授したことに始まる。八幡桐タンスの最盛期は明治中頃で、当時は販売店も数多くあったという。佐渡の伝統工芸であるこの桐タンスの技術を、現在は萩原家具店が受け継ぎ、守り続けている。
エスライフ・佐渡百選

オカリナ工房・城南窯佐和田★★本家
佐渡の象徴といえる「朱鷺」の形をしたオカリナを制作している、陶芸家・池田修二氏によるオカリナ工房。佐和田地区・中原に城南窯を構え、オカリナの製作や吹き方などの指導を行っている。オカリナの展示・販売のほか、喫茶店も経営。「ピタパン」のサンドイッチを食べられる。店は佐和田のやや高台にあり、眺めがよい。
エスライフ・佐渡百選佐渡観光協会

羽茂萬葉・連歌・短歌・俳句羽茂★★本家
羽茂萬葉集は、羽茂地区の町民や児童、生徒らが詠んだ短歌・俳句・詩をまとめた冊子で、年に一度発行されてきた伝統ある文芸集である。町内外から作品を募集し、応募された作品すべてを掲載している。創刊は昭和34年で、歌を詠むことで子供たちの感性を磨き、やさしさを育てようと始まった。羽茂中学校の文芸部がはじめたガリ版刷りの萬葉集から数えて現在45集目。羽茂の輪をもっと広げたいという、地域の人々の心意気が感じられる。また、菅原神社など羽茂地区内の神社には、江戸時代からの本連歌・俳諧連歌の奉額がある。
エスライフ・佐渡百選

弧蓬遠州流生花羽茂本家
古くからこの地に伝わる生花で、佐渡へ伝えたのは小木地区・小比叡の佐々木元秀という人物であったとのこと。弧蓬遠州流の隆盛は明治の中頃、千松斎宗林一枝居士を中心に羽茂本郷により南佐渡に広まった。一枝亡き後、中心を失った流派は衰退をたどったが、この地に伝承された弧蓬遠州流が廃れることを惜しみ、昭和50年2月、佐渡市指定無形文化財に指定された。
エスライフ・佐渡百選

桑原義泰本家
桑原義泰画伯は、佐渡が誇る日本画家・土田麦僊の流れをくむ画家で、新興美術院理事として活躍した恩田耕作に師事した。かつての日本画にない迫力と力強さにあふれた構図が画風の特徴で、その作品の多くが受賞されている。作品には、佐渡の風景を題材にしたものが多く、代表作には「佐渡御陵の梅」、「日蓮慈悲の梅」、「日蓮星降りの梅」などがある。島内公共団体等への献画も多数あり、現在も精力的に創作活動を行っている。佐和田にアトリエがある。
エスライフ・佐渡百選

文学碑・句碑本家
佐渡には昔より多くの文人が訪れ、佐渡を文学の題材にしてきた。現在、明治32年に佐渡を訪れた尾崎紅葉の句碑のほか、明治39年に真野地区から小木地区を歩いた長塚節の文学碑、大正13年に来島した大町桂月が羽茂地区の菅原神社の能楽堂で残した名句の碑など、島内には多くの文人の文学碑が残っている。
エスライフ・佐渡百選

花笠踊り両津★★本家
久知八幡宮の例祭で行われる花笠踊りは、室町時代後期の田楽で、県の無形文化財に指定されている。久知八幡宮境内で、11〜12歳の男子14人が色とりどりの花笠をかぶり、扇で早乙女姿になって舞う古式ゆかしい伝統行事である。
エスライフ・佐渡百選佐渡観光協会

片野尾歌舞伎両津本家
村人が歌舞伎を演じる珍しい土地柄として知られる片野尾。 旅回りの役者から伝承したという話が伝えられており、義太夫語りにあわせて上演する。 本来、歌舞伎では三味線で伴奏すべき部分を、「チャクを入れる」という形で 拍子木を使ってリズムをとる工夫があるところがこの歌舞伎の妙味。 大人歌舞伎と子供歌舞伎が年ごとに交代で演じられる。
エスライフ・佐渡百選


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