企画名 佐渡百戦
それでは、ルールを説明しよう。
・佐渡百選に選ばれた名所をひとつずつ書いたカード、合計100枚を作成する。
・カードには佐渡百選HPに掲載されているそれぞれの名所の画像(写真)が貼り付けられる。
・このカードを1枚引き、そのカードに描かれた名所を訪ね、写真を撮る。この時、できる限りカードの画像と同じアングルを見つけて撮ることとする。
・終了したら、またカードを引き、出た所へ向かう。
・これを延々と繰り返し、カードがなくなるまで、すなわち100回行う。
なんだかアホな発想だなぁ、と思うかもしれないが、これは元々は自分たちが考えたものではない。
このルールを見て、ピンと来た人は、我々と同じ仲間だろう。
そう、我々は「水曜どうでしょう」マニアなのだ。
「水曜どうでしょう」とは、北海道のローカル番組のことである。
鈴井貴之(北海道の芸能プロダクション社長で映画監督でもある)、大泉洋(鈴井の会社に所属、現在では全国的にも有名な個性派俳優)、ディレクター(出演陣よりよくしゃべる)、カメラマン(本職ではない)の計4人がばかばかしい旅を繰り広げる番組だ。
ローカルの深夜番組にもかかわらず爆発的な人気となり、今では全国でオリジナルの再放送が行われていたり、番組のDVDが発売されるほどの過熱ぶり。
この「佐渡百戦」は、水曜どうでしょうでいうと「絵はがきの旅」という企画を真似たものだ。
「絵はがきの旅」とは、全国各地の絵はがきをランダムに引いて、目的地で絵はがきと同じ写真を撮り、また絵はがきを引く、という企画。
この企画の最もばかばかしいところ…
それは、あまりにも効率を無視していることだ。つまり、移動が運まかせ。
「絵はがきの旅」は、全国を舞台とするわけだから、仮に北海道で、九州の絵はがきを引いちゃったらとんでもない移動を強いられるのだ。
だからTVでは、絵はがきと同じ画を撮れるか、というところよりもむしろ、次はどこが出るのかとか、遠い目的地を出した時のリアクションの場面のほうが面白かったりした。
「佐渡百戦」でも、同じような楽しみ方ができるはず。しかも移動は佐渡島内だけ。遠くといったってしれている。
果たして、どれだけ効率よく回れるのか?
のり「1日10個くらい回れるんじゃね?そしたら10回で終わるな」
あんがん「そんなにいけるわけないでしょ!」