前回、探検の末にたどりついた滝。本当にあれがそうだったのか確認したところ、なんと場所が全然違っていた。そんな山奥ではなく、むしろほぼ海岸沿いにあることが判明。というわけで、もう一度行ってみることに。
しかし、岩谷口付近の海岸にはそんな大きな滝など見当たらない。すぐ近くに「大ザレの滝」ならあるのだが・・・
ん?
あらためて地図をよく見る。調べてきた相川五段の滝の所在地は、どう考えても「大ザレの滝」と同じところになるのだ。
そしてもう一度地図を見る。すると、地図上の「大ザレの滝」はここから北へ数キロ離れたところに書いてある。
いったいどういうことなのか。
我々は、「大ザレの滝」という有名で大きな滝があることを知ってはいたが、それは、岩谷口を少し過ぎたトンネルの手前にある滝のことだと、ずっと思っていた。しかし、それは大きな勘違いだった。
我々が今まで「大ザレ」だと思っていた滝、これこそがまさしく「相川五段の滝」だったのである。
前回あれだけ探し回った相川五段の滝は、実は外海府を通るたびに何度も見ていた滝だったということだ・・・
では、本当の「大ザレの滝」はどこにあるのか?
それは、岩谷口からもう少し北に行った、海府大橋のかかるところにある。しかし、ここの山側を見ても断崖絶壁の岩しか見えない。
実は、「大ザレの滝」はこの海府大橋のはるか下にあり、地上からは見えない滝なのである。この滝を見るには、船で海上から見るしかないという、いわば秘境なのだ。
佐渡の人なら常識であろう、「大ザレの滝」を間違えていたというのはちょっと恥ずかしい。ようやく、真実を知ることができました。
これにて、やりなおし企画はおわり〜