佐渡へ来て、まだ1年たらず。しかし我々は、早くもこの秋に佐渡を去ることになってしまいました。
離島での生活が短い期間でよかった、と思う反面、もうちょっといたかったかなと思う部分もあります。
佐渡には独特の時間が流れていました。ゆっくり、のんびりとした時間が。
佐渡の魅力とは、実は、佐渡にある自然、佐渡にある物、佐渡に住む人のありのままの姿なのです。決して見せるために作られたものではない。観光とは、そのありのままの姿のごく一部を見ているにすぎないのです。
ですから、佐渡は観光地ではありますが、本当の良さというのは、実際に住んでこそわかるような気がします。
たかが1年でいうのもなんですが、それはやはり長くいればいるほど、その奥深さに気づくことができるのだと思います。
離島に住む経験なんてなかなかできません。そんな貴重な経験、それが佐渡で本当によかったと思います。
佐渡の観光業は近年落ち込んでいます。佐渡汽船の経営も赤字続きで、一部航路の存続も危うい状況になっています。
こんなにいいところなのに、残念な限りです。
とにかく佐渡をもっと多くの人に知ってほしい。
このHPは、ただのばかばかしい旅の記録ではありますが、そんな思いをこめ、一般人目線で佐渡の魅力を紹介してみたつもりです。
佐渡になんのゆかりもない人間がちょっと居ただけで、魅力をアピールしたくなってしまう、それくらい佐渡はすばらしいところです。
ぜひとも一度は佐渡に足を運んでみてください。
このHPが、佐渡観光の発展に一役買えれば・・・というのは大げさですが、佐渡に興味を持ってくれる人が多くなればうれしいです。
2007年8月